【タイ料理店】中野の「タイ屋台999(カオカオカオ、Kao Kao Kao)」

6月 27, 2015

タイ料理店

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今日は、タイから来たお友達と一緒に、中野のタイ料理店へ初めて行きました。
お店の名前は「タイ屋台999(カオカオカオ)」という変わった店名です。


■タイ屋台999

ちなみに、タイ語で数字の9を「カーオ(ガーオ)」と呼びます。
それで「999」で「カオカオカオ」となります。

このお店、8ヶ月前の2014年9月に開店したばかりなんです。
しかも、シェフが日本人という、普通ならば私が絶対に避けるパターンです。
なぜそんな店に行ったのか?
これから説明します。

タイから来たお友達というのは、日本に40回も来たことがあるトゥーさんという男性です。
ネットで知り合って、今日はじめて会いました。
トゥーさんは、Facebookで、「Japanthaifanclub」というタイ人向けの日本紹介Facebookページ(コミュニティ)を作っている人です。
13万人もの人がこのページに「いいね」していて、日本が好きなタイ人たちの間では、ちょっとした有名人です。


タイ語で書かれていて、日本人にはあまり用がないページだと思いますが、パパは「いいね」していて、時々投稿の写真に登場するトゥーさんの顔を覚えていました。
会った瞬間、「あ、あの人だ」とわかったようです。

■トゥーさんのこと

トゥーさんは、日本で見聞したことを、写真や動画とともに自分のFBページやYouTubeなどの動画投稿サイトで紹介しています。
そのトゥーさんが、この新しい日本人だけのタイ料理店へ行ってみたいというので、中野駅で待ち合わせて、パパが探しだして連れて行きました。

私は中野に来たのは初めてで、パパも久しぶりだと言っています。
午後1時にトゥーさんと待ち合わせて、中野駅北口からアーケード商店街「サンモール」を歩きます。
しばらく歩いて、中野ブロードウエイという複合ビルに突き当たったら右折して、何度か角を曲がると、次第にエイジアンテイスト漂う路地に入っていきます。

サンモールは週末の新宿駅構内みたいに人で埋まっているのに、だんだん人通りが寂しくなってきます。
本当にこんなところに店があるのかと不安になってきて、「間違いじゃないの?」とパパに何度も確認しました。
でも、車がやっと1台通れる狭い道からさらに入ったところに、ありました。

店の中を覗きこもうとすると、ドアがなくてビニールのカーテンみたいになっていて、女性の店員さんが開けてくれました。
Googleストリートビューで店の前の道を見ると、こんな感じです。
店は少し奥まったところにあって、写っていません。


■「999(カオカオカオ)」に入る

店内は、テーブルがいくつかとカウンター席があり、全部で40席ちょっとぐらいの店です。
若い女性店員さんに、大人3人と子供2人の席が開いているかと聞くと、ひとつのテーブルに案内されました。
カウンター内には、日本人男性のシェフが2人います。
他に若い女性が2人います。

ランチメニューはなさそうで、メニューを見ると、普通のタイ料理店ほど種類は多くなさそう。
私は、龍矢と一緒に食べるので、カオマンガイ(タイ式蒸し鶏のせご飯)850円(税抜き、以下同じ)、トゥーさんはカオ・ガパオ・ガイ(鶏肉のタイバジルご飯)850円を頼みした。
パパは何を頼むかと思ったら、カオソーイ(チェンマイカレー麺)980円を頼んでいました。
初めて行ったタイ料理店で、メニューにこれがあると、必ずといって良いほどこれを頼みます。

最初に私のカオマンガイが来て、トゥーさんが味見させてと、ご飯だけをスプーンに乗せて食べて、美味しいと納得していました。
この人、私と同じくらい味にうるさそうです。
ご飯だけ味見したことでも、わかります。
食べてみると、たしかにご飯がほんのり鶏の味 出汁の味がついていて、美味しい。
タイ米を使っているところも、こだわり様が見られます。
鶏肉と、つけ汁もとても美味しいです。

中野の「999(カオカオカオ)」で、手前はサルちゃんが頼んだカオマンガイ、奥はトゥーさんが頼んだカオ・ガパオ・ガイ。


トゥーさんは、自分が頼んだカオ・ガパオ・ガイの方は「まぁまぁ」と厳しい意見でした。
最後にパパが頼んだカオソーイが来て、スープを一口飲んで、ちょっと甘口だけど、とても美味しいと言っていました。
食べさせてもらうと、辛くない以外はタイで食べるのとそう変わりません。
どの料理もみんな、パクチーがたくさん添えられていて、それはカオソーイも同じでした。
私は、日本人がシェフの店は普通は絶対行きませんが、情報通のトゥーさんが美味しいらしいと言っているので一緒に来てみて、正解でした。


パパの感想:
カオソーイは、ちょっと甘さが強調されて、辛さがちょっと物足りないけれど、スープはココナッツミルクをふんだんに使っていることがよくわかり、とても美味しい。
鶏肉が骨付きでないのが本場タイ北部のと違い、残念なところ。
麺の茹で方がちょっと固めなのもタイ人好みではないかもしれないが、全体的にやはり日本人の嗜好に合わせた味付けになっている。
個人的には、もうちょっと長く茹でてほしかった。

■トゥーさんの取材

トゥーさんが、タイ語が話せない店主に対して、取材させてほしいと頼んでほしいということで、パパが説明してくれました。
FBの「JapanThaiFunclub」や動画投稿サイトで使用するためのビデオを撮影していました。
パパとトゥーさんが店主から聞き出したことを、以下に書いておきます。

「Japan List」というWebサイトで紹介されてから、急にタイ人のお客さんが押し寄せるようになって驚いている。
店名を「999」にした理由:タイ語で「9」をカーオというのと、ご飯のことも「カーオ」と発音が近く、3人で始めた店なので9を3つ並べた。
タイで住んだことは?:住んだことはなく、タイはバンコクだけ行って滞在期間は短いけれど、日本でタイ人からタイ料理の調理を教わった。

下記がジャパンリストのページ(タイ語のみ)japantourlist.com

中野のタイ料理店「999(カオカオカオ)」の前で、タイから来たトゥーさんとスタッフ。

パパによると、この店は、「2014年 Bestシェフ レストラン賞」というのを受賞して、東京の6000件の飲食店の中で、昨年最も注目された全国のお店の一つとなったそうです。
自慢のパクチーを惜しげもなく使うことから、パクチー好きな人たちの間でも話題になっているとか。

カオマンガイには特に力を入れているようで、毎月9日(土日になった日は除く)には、なんとカオマンガイが99円で食べられるそうです。
また、500円の「バケツパクチー」は、山盛りで器からあふれるほどのパクチーが出てきます。

カオマンガイが美味しかったので、店を出る時に思わず「また来ます」と言ってしまいました。
他の料理もいろいろ食べてみたいです。
住所は、東京都中野区中野5-53-10。
JR中野駅北口から徒歩5分くらいです。

Googleマップはこちらに。


食べログのページ。

HOT PEPPERグルメのページ

「999」のFacebookページ。
定休日が告知されているので、特に平日に行く場合は事前にチェックを。

店を出てから、トゥーさんに教えてもらった中野ブロードウエイB1の「デイリーチコ」へ行って、特大サイズソフトクリーム480円を食べました。
デザート天国みたいなタイでも、さすがにこんな高い(値段じゃないよ)ソフトクリームはありまぜん。
抹茶、コーヒー、いちごなど、全部の種類を乗せています。




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PROFILE

名前:百瀬サルタヤー(♀)
愛称:サルちゃん
タイから来て東京に住む主婦サルちゃんがタイ料理レシピやタイ料理の情報を提供します。日本語が書けないので実際はパパ(直也・ノンフィクションライター)が翻訳・編集などしています。
Sarutaya from Thailand living in Tokyo writes about Thai cooking.

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